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2009-11-21 (Sat)
20日はラッキーなことに妥協のない植林活動で世界中から要請を受け飛び回っていらっしゃる横浜国立大学名誉教授の宮脇昭先生の講演をお聞きすることができました。
19日に福岡からお帰りになり、21日の朝、ボリビアに飛ばれるところの時間の合間を縫っての貴重な時間のご講演でした。

御年81歳のだそうですが、とても強いエネルギーに満ち溢れてたお方!
「今81歳だが、あと30年木を植える。」とのお話に溜息しか出ませんでした。
「生物は使わないと衰えてしまう。」ともおしゃっており、先生の内からがふつふつと燃え上がっているお言葉の数々に心が震えて来るようでした。



そんなお言葉のメモをしたためます。


・なぜ、木を植えなくてはいけないのか?森こそ生命と、心と、文化と、遺伝子、を守る!

・宮脇方式ホンモノの森作り、150年かかる森の再生を数十年で作りあげてしまう。

・その土地に元々生えている主木を探し出し、その木を中心として多様な種類の木を混ぜ合わせて植えることで、木々同士が競争し、共生し、我慢し、合い大きくなる。競争と我慢は必要!

・生命と、心と、遺伝子と、豊かな生活を守るためのエネルギー危機に対応したシステムのトータルシステムを完成させるために森が必要!

・その土地に本来あった木を植える、本州ならシイ、タブ、カシ類の木を植える。

・毎年200種類以上の化学物質を作りだしている、毒か薬かわかりません。まあ、良いだろうと使った時に、複合したり、蓄積した時に三代目の子どもがどうなるかわかりません。

・危機をチャンスにする、愚かなものは廃れるが危機をチャンスにしたものは生き残る。

・電気も車もガスも石油も石炭も使う、徹底的に省エネしても今にもどすのが精一杯だが、森を作ることで都市から出るCO2を森で吸収させるカーボンオフセット

・木を植えることは生物的な本能!DNAを活性化させる。

・子どもたちと木を植えることで、生命の尊さ、はかなさ、厳しさ、を覚えさせる。

・子どもたちの未来のために今すぐ、どこでも、出来ることを!

・毒も分解困難な物も含めて全て自然資源、捨てない、出さない、焼かない。危ない土地を森に代えて使い切る。

・経済との共生する地域活性の原点は生命の森から!前向きの決断と、実行力と、持続力、を発揮して日本から世界へ。

~なかでも一番心に響いてきたのは~

・前向きに足し算しなさい。未来に向かい互いに助け合いなさい。

・心に、からだに、姿勢に、積み込まれたものは残る、どうか本物を積みかさねてください。

・三本植えれば森



世界中に三千万本以上の木を植えてこられた宮脇教授のお話はまさに根っこが張り揺るぎない大地の上に立たせていただいた感がいたしました。
だいだいも植樹に参加し、未来のために根っこを張らせてもらおうと思いました。

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