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2009-11-01 (Sun)
いつかは記事にしようと思っていたこと・・・・

平成16年のことです。


ある朝、
何気ない平日の一日、
朝食のパンを焼き、目玉焼きやら、おかずを用意して、小学生の息子と食べ始めると・・・・
言いようの幸福感が私の中からあふれてきました。

「パンってこんなにおいしかったんだ。」

母の手づくりのジャムがとろけるように甘く、イチゴの香りが漂ってきて、それだけでも幸福。

朝の陽射しが食卓にさしてくるのも幸福。

お水でさえもいつもとは別もの、とっても美味しく感じられ、一滴の水でさえも幸福に感じるのです?

あれ~どうしちゃったんだろう? ワ タ シ・・・・・・


急に言いようのない幸福感につつまれているのを冷静に観察している自分がいる。


いつものないげない風景なのにそれさえもが愛おしく、その部分だけビデオで切り取りをしていつでも再生できるような感覚がいつまでも残り、なんか良くわからないけど、満ち足りた感がじわじわと自分の中に広がっていく。



なんだ~この感覚は・・・・




しばらくして、妊娠していることがわかりました。

不妊治療、
稽留流産、
脳下垂体良性腫瘍発覚の後、すべての不妊治療をやめて二人目の子どもを持つことをあきらめ後のサプライズな妊娠だったので思いがけない出来事に戸惑いました。




「あの幸福感はあなたがもたらしてくれたんだ・・・・」



その前の妊娠は8週目に心音が止まってお腹の中で胎児が留まっている稽留流産を体験しました。
欲しくて欲しくて、待ち望んでいた妊娠だったのですが、
流産の原因はわかりませんでした。
いのちを育てられなかった自分をいつまでも責めていました。


今度はその二の舞にならないように慎重な生活に切り替え、
大事に大事にお腹の中の赤ちゃんと共に何をしても幸福感につつまれていました。


反面、前回のことがあったので、気持ちの半分は「またダメになるのではないか?」との恐れがありました。
ですので、兄弟を切望している息子には安定期に入るまで内緒にしておくことにしました。

そんなある日

息子を寝かしつけるためにベットの中で本を読んでいた時のこと、



パタッと幸福感が途切れました。
「あっ、いなくなっちゃった・・・・」
さっきまで感じていた満たされた感覚がまったく感じられなくなりました。


次の日、急いで病院に行き、心音を確認すると聞こえなくなっていました。

2度目の稽留流産でした。


とっても悲しい出来事でした。


脳下垂体腫瘍のハンデを抱えた妊娠だったので次回妊娠があるのなら一つでもハンデをすくなくするために、その時に調べられるすべての検査をしてもらいました。

結果、
赤ちゃん側に原因がありました。

「染色体の異常のある胎児は流れることが多い」と主治医の先生の説明でした。

「それは、お母さん側に問題があるのではなく、赤ちゃん側の問題で・・・・自然淘汰です。」

自然淘汰。

宿ったいのちが生まれるまでに困難な道のりがあることを知りました。

いのちが宿るもの大変なのに、いのちが生まれるのも大変。

一つのいのちを手に入れるためには途方もない壁が絶望という形で襲って来ました。

しばらく、何をしても涙があふて仕方がない日々を送りました。



おんなでいることが恨めしく感じられました。
子宮がなければ、こんな思いはしないのに・・・・
おんなというものは何と不自由な生き物なんだろう。



そんな思いも、
時間くすり・・・が私を癒していきました。



時がたち、しばらくしてから私の中では、あの幸福感は一体何だったのだろう・・・・

その疑問が湧いてきました。

それが天使の赤ちゃんから新たな世界の誘いでした。




つづく・・・

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