守ろう!自然環境、女性のからだ、未来の子ども。
からだ、家族、社会、環境、調和あるところに幸福が舞い降りる
| Home |
2008-06-07 (Sat)
アジサイの花が色づきはじめてきましたね。
もう梅雨に入り、お洗濯の乾き具合が気になる陽気になります。
布オムツについて知りたいんです~ってあちらこちらに声をかけていると情報がいろいろ集まってきました。
今日は保育園で布オムツを使っている保育士さんとお話する機会があったので保育園ではどのように布オムツを使用しているのか、お伺いしました。
Q
まず、どうして布オムツにしているのでしょう。
A
子供本位に考えるとオムツは気持ちの良い布でしょう。
漏れないことを一番にうたう紙おむつは環境にも体にも不自然です。
Q
どんなオムツを使っているのですか?
A
使うのは昔ながらのさらしやドビー織りの布おむつ。
おしりふきなんて商品が今ありますが、
園では布おむつを濡らして拭きます。広範囲をきれいに拭けます。
Q
具体的にはどんな使い方をしているのですか?
A
おむつを当てるのは基本的にはあおむけで過ごす月齢までです。
おしっこで濡れているかどうか確かめ取り替えることを繰り返すうちに、濡れたら泣くことが大人にわかるようになります。
赤ちゃんは快、不快の違いを感じているのがわかります。
寝返りができるほど体の機能が発達してくると、足の動きを阻害しないようにモコモコしたおむつはせずに綿のパンツとズボンをはかせて、排せつ物で汚れるたびに取り替えます。
おもらしして汚れた床は雑巾で拭くだけです。
体調の悪い時やお昼寝時はオムツをします。
Q
子どもは快適布オムツ生活ですね
オムツは個人個人の所有ですが、
親ごさんは洗濯大変そう一日どれくらい必要ですか?
A
保護者はお洗濯は大変です。パンツ10枚近くになることもあります。おむつは個人または園のを使います。オムツでもパンツでも服でも
足りなくなったら園のをお貸しします。
Q
おもらしOKでは汚れて保育士さんは大変では?
A
大変ですよ、でも排せつ物で汚れて困るのは大人側の論理。
お漏らしは当たり前です。
汚れることを嫌わない感覚も子育てには必要なことです。
しかし家ではそんなに早くからのパンツ生活は無理なことが多いので布おむつを勧めています。
Q
そもそもどうして布オムツなのでしょう。
A
布おむつ、綿パンツの生活上の利点としては次のように考えます。
・排尿、排便のその子なりのリズムや体調が分かる。少量頻繁にでるタイプとか、間隔は長く、溜めていられる子とか、今日は頻繁に出るから冷えているとか、逆にあまり出ないから変だとか。
・肌に当たるものは綿が一番気持ちがいい。大人も赤ちゃんも同じ。濡れたらそのたび取り替えて気持のよい状態を保証してあげられること。
・子供は早くから快不快の違いを感じることで感覚が鋭くなる。五感を十分に働かせることは、人間本来の生きる力を発揮する土台になる
・早くからパンツにする訳は、体の動きを保証したいから。オムツのせいで寝返りできるのが遅れる体の硬い子もいます。
Q
私もからだの面から見て本能的な五感を大切にすることは生きていく上で大切なことだと思っています。
布オムツが五感に大切なのか、もう少し詳しく教えてください。
A
五感を研ぎ澄ますことは
脳への自然の刺激(土、太陽、水、動植物、素材そのものなど)を存分に受けることが大切です。
心地よい状態、気持ちの良い状態をそれらで経験すること。
土、太陽、水、動植物、にいっぱい触れた子は動物的なカンが鋭くなり、抵抗力が強い、体温高い、野性的な強さがあります。
Q
早いうちからオマルも使っているそうですが、
A
歩けるようになってしばらくすると生活の節目(お昼寝前と後等出る確率が高い時)にオマルに座らせます。トイレは自分で行くにはまだまだハードルが高いので、いつもの生活の場所にもってこられるオマルがちょうどいいです。
シーと促し、おしっこをする道具だという事を知らせます。
そのうち出るようになりデタと教えてくれるようになってきます。
短時間、毎日根気よく続けます。
1歳児クラス(その年度の4月1日に1歳の子たち。実際は2歳になっている子もいる。)のうちにトイレが使えるようになります。
2歳児クラスでも状況によっておもらしはあります。
園と家の生活がかけ離れている(家では紙おむつ)とか
遊びに夢中になって間に合わなかったとか。
何が何でもトイレでなきゃという子はまた神経質かも。
トイレに行くことが気になって遊びに集中できない状況はかわいそう。
おねしょはかなり個人差がありますね。
Q
おねしょとか、おもらしとか排泄の機能には個人差があると思うのですが、その所はどのようにとらえているのですか?
A
排泄の自律(排泄をコントロール出来るようになること、したくなったら自分でトイレに行って排泄すること)を一つのゴールとは考えません。そればかりを目標にしない。いつかは必ず自律するから。
ただ、排泄をコントロールできるようになる時期を見逃さずに働きかけることが大事。
啐啄同時(そったくどうじ・雛が中から殻をつつくのと、親鳥が外から殻を割るのを手伝うためにつつくのとが同時に行われること)が肝心。
子供は一つできるようになるたびに心が成長していくからちょうどいい時期におむつをはずしてあげることは大事。
以上
もっとたくさん伺いたいことあったのですが、時間切れで伺うことができませんでした。
おはなしの中に共感できることがたくさんあり、勉強になる素敵な時間を過ごすことができました。
R先生ありがとうございました。
今日もお付き合いくださりありがとうございます。
感謝をこめて
だいだい
もう梅雨に入り、お洗濯の乾き具合が気になる陽気になります。
布オムツについて知りたいんです~ってあちらこちらに声をかけていると情報がいろいろ集まってきました。
今日は保育園で布オムツを使っている保育士さんとお話する機会があったので保育園ではどのように布オムツを使用しているのか、お伺いしました。
Q
まず、どうして布オムツにしているのでしょう。
A
子供本位に考えるとオムツは気持ちの良い布でしょう。
漏れないことを一番にうたう紙おむつは環境にも体にも不自然です。
Q
どんなオムツを使っているのですか?
A
使うのは昔ながらのさらしやドビー織りの布おむつ。
おしりふきなんて商品が今ありますが、
園では布おむつを濡らして拭きます。広範囲をきれいに拭けます。
Q
具体的にはどんな使い方をしているのですか?
A
おむつを当てるのは基本的にはあおむけで過ごす月齢までです。
おしっこで濡れているかどうか確かめ取り替えることを繰り返すうちに、濡れたら泣くことが大人にわかるようになります。
赤ちゃんは快、不快の違いを感じているのがわかります。
寝返りができるほど体の機能が発達してくると、足の動きを阻害しないようにモコモコしたおむつはせずに綿のパンツとズボンをはかせて、排せつ物で汚れるたびに取り替えます。
おもらしして汚れた床は雑巾で拭くだけです。
体調の悪い時やお昼寝時はオムツをします。
Q
子どもは快適布オムツ生活ですね
オムツは個人個人の所有ですが、
親ごさんは洗濯大変そう一日どれくらい必要ですか?
A
保護者はお洗濯は大変です。パンツ10枚近くになることもあります。おむつは個人または園のを使います。オムツでもパンツでも服でも
足りなくなったら園のをお貸しします。
Q
おもらしOKでは汚れて保育士さんは大変では?
A
大変ですよ、でも排せつ物で汚れて困るのは大人側の論理。
お漏らしは当たり前です。
汚れることを嫌わない感覚も子育てには必要なことです。
しかし家ではそんなに早くからのパンツ生活は無理なことが多いので布おむつを勧めています。
Q
そもそもどうして布オムツなのでしょう。
A
布おむつ、綿パンツの生活上の利点としては次のように考えます。
・排尿、排便のその子なりのリズムや体調が分かる。少量頻繁にでるタイプとか、間隔は長く、溜めていられる子とか、今日は頻繁に出るから冷えているとか、逆にあまり出ないから変だとか。
・肌に当たるものは綿が一番気持ちがいい。大人も赤ちゃんも同じ。濡れたらそのたび取り替えて気持のよい状態を保証してあげられること。
・子供は早くから快不快の違いを感じることで感覚が鋭くなる。五感を十分に働かせることは、人間本来の生きる力を発揮する土台になる
・早くからパンツにする訳は、体の動きを保証したいから。オムツのせいで寝返りできるのが遅れる体の硬い子もいます。
Q
私もからだの面から見て本能的な五感を大切にすることは生きていく上で大切なことだと思っています。
布オムツが五感に大切なのか、もう少し詳しく教えてください。
A
五感を研ぎ澄ますことは
脳への自然の刺激(土、太陽、水、動植物、素材そのものなど)を存分に受けることが大切です。
心地よい状態、気持ちの良い状態をそれらで経験すること。
土、太陽、水、動植物、にいっぱい触れた子は動物的なカンが鋭くなり、抵抗力が強い、体温高い、野性的な強さがあります。
Q
早いうちからオマルも使っているそうですが、
A
歩けるようになってしばらくすると生活の節目(お昼寝前と後等出る確率が高い時)にオマルに座らせます。トイレは自分で行くにはまだまだハードルが高いので、いつもの生活の場所にもってこられるオマルがちょうどいいです。
シーと促し、おしっこをする道具だという事を知らせます。
そのうち出るようになりデタと教えてくれるようになってきます。
短時間、毎日根気よく続けます。
1歳児クラス(その年度の4月1日に1歳の子たち。実際は2歳になっている子もいる。)のうちにトイレが使えるようになります。
2歳児クラスでも状況によっておもらしはあります。
園と家の生活がかけ離れている(家では紙おむつ)とか
遊びに夢中になって間に合わなかったとか。
何が何でもトイレでなきゃという子はまた神経質かも。
トイレに行くことが気になって遊びに集中できない状況はかわいそう。
おねしょはかなり個人差がありますね。
Q
おねしょとか、おもらしとか排泄の機能には個人差があると思うのですが、その所はどのようにとらえているのですか?
A
排泄の自律(排泄をコントロール出来るようになること、したくなったら自分でトイレに行って排泄すること)を一つのゴールとは考えません。そればかりを目標にしない。いつかは必ず自律するから。
ただ、排泄をコントロールできるようになる時期を見逃さずに働きかけることが大事。
啐啄同時(そったくどうじ・雛が中から殻をつつくのと、親鳥が外から殻を割るのを手伝うためにつつくのとが同時に行われること)が肝心。
子供は一つできるようになるたびに心が成長していくからちょうどいい時期におむつをはずしてあげることは大事。
以上
もっとたくさん伺いたいことあったのですが、時間切れで伺うことができませんでした。
おはなしの中に共感できることがたくさんあり、勉強になる素敵な時間を過ごすことができました。
R先生ありがとうございました。
今日もお付き合いくださりありがとうございます。
感謝をこめて


| Home |